本屋に行くと、かならず目にするのが、本だ。(当たり前だ。)
本のタイトルは、だんだん長くなっている気がする。
ネットで調べると、2005年に出版した
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」
から、どんどんタイトルが長くなっていったらしい。
「なぜ…なのか?」
本のタイトルを眺めていると、やたら多いタイトルテンプレートがある。
それが「なぜ…なのか?」だ。
・さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
もそうだ。
本屋を見るだけでこれだけの「なぜ…なのか?」があった。
・頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?
・稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
・なぜ、あなたの話はつまらないのか?
・なぜゾンビは足が遅いのか
などなど
「なぜゾンビは足が遅いのか」とかすごい気になる。
信じ込ませようとしているな
このテンプレートのズルいところは、「なぜ…なのか?」の「…」の部分は正であるという前提で進めるからだ。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」というタイトルでは、
「さおだけ屋は潰れない」という前提で話している。
「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか? 」
とかは
方眼ノートを使う=頭がいい
みたいな前提で話している。
ずるい。
悪用できる気がする
本と同様に、Web記事やブログにも「なぜ…?」テンプレートタイトルは多い。
「なぜ…なのか?」の「…」の部分は命題だ。みたいなすりこみがあるので、
「…」にテキトーなことを書いて、Webに流し続けて入れば、誰か信じる気がする。
・なぜ一流の人は、おにぎりはとり五目を選ぶのか?
これで、いつもとり五目おにぎりを食べている私は、「一流だ!」という目で見られるかもしれない。
・仕事のできる人は、なぜ昼寝を15分ではなく1時間とるのか
これでめっちゃ昼寝できる。
・なぜ一流の営業マンは、あえて名刺入れを忘れるのか
これで、名刺入れを忘れたときの言い訳ができる。
しばらくこんな感じのタイトルでブログを書いてみるといいかもしれない。