サービス構想なしでプログラミング学習を始めない方が良い3つの理由

先日書いた記事が中々な人数に読んでもらった。

営業マンなのに事故って休職になったからWebエンジニアを目指した話
私はMARCHの理系学部を卒業し、院には進学せず就職し、3年間ずっと一般企業の営業をしている。しかし、ひょんなことから現在は家でプログラミングを勉強する毎日を送っている。なんでこんなことになったか、それは交通事故で入院することになってしまっ

「私もプログラミング始めてみようかな」

「朝活でWordPressやってみる!」

みたいな声も貰って、嬉しかった。

しかし前回の記事でも書いたが、いきなり勉強を始めることはお勧めしない

まずはざっくりでも良いので、サービスや製作物の構想から始めた方が圧倒的に良い。

その理由を説明したいと思う。

1.終わりが見えない

例えばWordPressでブログを作って運用しようとすると様々な分野の知識が必要になる。

サーバー、ネットワーク、ドメイン、HTML、CSS、PHP、JavaScript、MySQL、etc…

これだけで気が狂いそうだ。

しかし「ブログの記事投稿」という機能だけで良ければ、実は殆どの知識なしで作れたりする。

私もトラべろマガジンを作った時には、殆どの知識が無かった。

ネットの情報の通りにして、コードもほぼコピペだけで、これくらいのサイトなら作れてしまうのだ。

トラべろマガジン|「観光」×「お酒」で旅行をもっと楽しく

だから必要最低限の知識を効率良く得るには、サービスの最低限の機能を決めておくべきである。

「英語を勉強する。」と決めても、海外旅行に行くために勉強するのか、仕事のために勉強するのかによって勉強方法は全然違ってくるのと同じイメージだ。

海外旅行に行く人は「agenda」なんて単語は覚えなくて良いのだ。

2.ググればいいや。と思ってしまう

プログラミングの勉強が受験勉強と一番違うところは、学習するときにも、実践するときにも目の前にネットワークに繋がっているPCがあるところだ。

これがかなりやっかいだ。

どういうことか説明しよう。

私はSchooというオンライン授業サービスを使ってプログラミングの勉強をしている。

色々な関数やメソッド(英語でいう単語や構文)を教えてくれるのだが、難しいところになると

あとでググればいいや。

と思って理解しようとしなくなるのだ。

結果、授業が終わっても何にも身になっていない

そうなってしまうので、授業はあくまでも基本を押さえるために受けて、あとは自分で調べて実践しながら学習していくのが一番良い。

その実践をするためにも、どんな機能が欲しいか、どんなデザインにしたいかなどは決める必要がある。

別の話になるが、知識を定着させるためには発信するのが良いと思う。

SNSやブログで発信しようとすることで、間違ったことを書かないようにしよう。分かりやすく書こう。とするので、より理解が深まる。

私がブログを書く一番の理由もこれだ。

3.学習を継続させることが出来る

既に学習を始めた人なら分かると思うが、参考書や授業は、見本となる制作物を完成させることを目的としていることが多い。

なので1つの参考書・授業を通して学べる量や種類は限られてくる。そして完成すると、もうそこで学習は終わってしまう

しかし、一回自分の作りたいものを作ると、完成した後も

「次はこんな機能が欲しいな」とか「ユーザーにこう言われたからここを改善しよう」

など、どんどんやりたいことが出てくる。なので、学習が終わることがないのだ。

何でもいいからサービス構想をつくろう

以上、なんとなくプログラミング学習を始める前にサービス構想を練ることの大切さは分かって貰えただろうか。

しかし、そんなこと言われても。。。という人も多いと思う。

なのでそんな人は取りあえず、自分の趣味を軸に考えるといいと思う。

漫画が好きな人は、好きな漫画を紹介・解説するWebサイトであったり、

料理が好きな人はレシピサイトにしてもいい。

取りあえず作ってみると、「次はこうしたい。」「こういう機能があったほうが喜ばれる」とどんどん新しい構想が湧いてくるはずだ。

最初から壮大な構想を練ってしまうと逆に実現できなくなってしまうので、気張らずに取りあえずサービス構想を考えて、そしてすぐに手を動かそう。

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