ワゴン社生活/勤務を振り返ってみた

どうも、スギモト(@suginomoto73)です。

久々に会う友達に必ずと言っていいほど聞かれるのが
「あのワゴン車旅はまだやってるの?」
だ。

答えはNOなのだが、そう、みんなの中での私のイメージはワゴン車野郎なのだ。

ここに来て私のことを知らない人は「いやいや、こんな質問必ずされる奴とかやべえじゃん。」「ワゴン野郎ってなんだこの野郎!」って思うと思う。
まあ落ち着け。

一年ちょい前、私はこんな記事を書いてSNSにアップした。

長野県に移住して9ヵ月。株式会社地元カンパニーの車内取締役及び西日本ワゴン支社長に就任しました。さようなら長野県。

用は、ワゴン車(日産セレナ)を改造して、布団とこたつを積んで移動しながら仕事をしていたのだ。

なんでって?まあまずはそこから説明しよう。

なんでこんなことになったの?

詳しくは上記のリンク先に書いてあるが、
私は特産品をギフトにしたり、Uターン採用支援なんかをやってる会社にいる。

とあるとき、全国の地方移住者にインタビューする。みたいな仕事が舞い込んで来た。

北は宮城県、南は宮崎県までの12県に移住した人にインタビューして、記事を上げるというものだ。

普通は各県のライターに依頼してアップしてもらう。みたいなことをすると思うんだが、

今回は我一人が、ワゴン車を改造して、車中泊しながら、日本を縦断しながらインタビューすることに。

まあ、地方に関わる仕事をしてる会社の人間が、ワゴン車で全国回ってることを発信したらいいことがあるんでは?ってことで。

こんな感じで、ワゴン車生活は始まったのである。

実際の生活とかはどないだった?

実際の生活はなかなか楽しかったが、ハードであった。

①インタビューするべく、移住者を探す。

②一日三人くらい探してインタビューする。

③宿で記事にする。

④一県につき10人くらいインタビュー出来たら、次の県へ移動する。

これと同時にインタビューと別の営業の仕事もこなすもんだから、かなりキツかった。

生活面でいうと、こんな流れだった。

①起きる。

②そのままワゴン車の中でPCを取り出して仕事を始める。

③移動して、インタビューをする。

④仕事が終わったら風呂を入れる場所を探す。

⑤車中泊出来て、トイレも近くにあるような場所を探す。

⑥寝る。

こんな感じだ。

楽しかったことは?辛かったことは?

そんな生活をしているなかで、楽しかったことは色んな人に会えたこと。

そりゃまあ、一ヶ月ちょいで100人以上インタビューしたからね。

たまに人に会いたくないときもあったが、全国の色んな人に会えたことはとても楽しかった。

あとは色んな県に行けたことだが、疲れすぎて観光はほぼしていない。

辛かったことはそれこそ山ほどある。

車中泊して朝起きたら、車が雪で埋まってて出られなくなったり、

インフルエンザにかかりながら500km運転して死にそうになったり、

山口県の次のアポが熊本県で、死にそうになりながら運転したり、

車中泊してたら暴走族に車を囲まれたり。

そりゃあ色々あった。

移動しながら生活したい人へ

移動しながら生活したい。仕事したい。という人はたくさんいるだろう。

そんな人に一番伝えたいことは

「移動生活は、才能と努力が必要だ。」

ということだ。

固定の家があるメリット、固定のオフィスがあるメリットを考えたことのある人は少ないと思うが、
実際に移動生活をしてみると色々見えてくる。

固定の家とオフィスのあるメリットは、一日の中で考える、決める工程が幾つか減っていることだ。

移動生活をしていると
①ごはんを食べる場所

②仕事をする場所(wi-fiと電源必須)

③お風呂を入る場所

④寝る場所(静か、路駐取られない、トイレ近くにある)

を決めなければならない。これが毎日続くと大分キツいのだ。

なので、物事をパッパッと判断できて、適切な場所を探す。という能力が必要になる。

正直、私はこの処理が追い付かず、キャパオーバーになった。

移動生活でキャパオーバーになると、どうなるか教えてあげよう。

車から出なくなるのだ。

観光する気も、運転する気も起きず、ずっと車の中にいる。

土日の間ずっと、スーパーとTSUTAYAがくっついている施設の駐車場に居続けた。

なので、移動生活を始めたい人は、これらがちゃんとこなせるか、考えてから始めると長続きすると思う。

まあ大多数の人は移動生活なんてしないだろうから、毎日寝る場所があって、お風呂に入る場所があって、仕事が出来る場所があることを幸せに思おう。

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